作成日:2024年07月16日
「ローカル通知の構成」スクリプトの使い方


どうも、にゃん太です
「ローカル通知の構成」、使っていますか?
用途は限られるものの、2024でのバージョンアップで利便性が向上しています
今回のメモでは、「ローカル通知の構成」について書いていきます
設定パラメータ
- 処理
-
「キュー」か「消去」かの選択式
「キュー」は通知の登録、「消去」は過去に登録した通知の削除を行います
- 名前
-
通知キューの登録名
処理でキューを選択した場合は、この名前でキューを登録します
既に同名のキューが存在する場合は、過去の登録を上書きします
処理で消去を選択した場合は、同名のキューを削除します
同名のキューが存在しない場合は処理しません
- スクリプト
-
通知処理後に実行されるスクリプト
通知が許可されていない場合は、遅延秒数の経過を待たずに実行されます
スクリプト引数で許可されていない場合が判断できるので、その場合の処理を組み込むのは必須となります
スクリプトの引数
通知の名前 状態 通知が無効の場合 → NotificationNotAllowed iOSで「Appが前面にある場合に表示」が無効かつFileMakerGOが前面で実行されていた → NotificationNotDisplayed 通知をクリックorタップした → NotificationSelected 通知に設定したボタンをクリックorタップした → ボタンのラベル スクリプトが実行されたときにFileMakerが前面で実行されていた場合は「1」、それ以外は「0」 スクリプトに設定した引数 - 遅延
-
通知されるまでの時間を秒数で指定します
- タイトル
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通知のタイトルテキストを指定します
- ボディ
-
通知のボディテキストを指定します
- ボタン1ラベル(2、3も同様)
-
通知のボタンラベルを指定します
- ボタン1前面(2、3も同様)
-
通知ボタンを押した時にAppが前面表示に切り替えるかの指定
True: 前面に切り替える、False: 前面に切り替えない
- Appが前面にある場合に表示
-
Appが前面表示されている場合に通知を行うかどうかの指定
True: 通知する、False: 通知しない
※2024で追加された機能
※FileMakerGoのみ
ファイルを閉じていても通知されます
このスクリプトステップの利点は、ファイルが開いていなくても通知される点です
何なら、FileMakerが起動している必要もありませんし、元となるファイルを消していても問題ありません
ファイルが開いていないとスクリプトは動かない
気を付けるべき点としては、ファイルが開いていないと、通知後に実行されるスクリプトが動かないという点です
スクリプトが動いたかどうかはその時点で把握できない為、非常に危険です
ファイルを閉じられないようにしているのでなければ、ローカル通知内のボタンは使用せず、その後のスクリプト処理を通じてボタン表示させた方が安全な処理が担保されます

以上で今日のメモ書きは終了です
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