作成日：2024年09月18日
GetSensorを使ってみる
どうも、にゃん太です
実はこれまで使った事がないのですが、GetSensor関数というセンサー情報を取得する関数があります
上手く使用できれば、出来る事が広がるかも知れません
今回のメモでは、GetSensor関数では何が出来るのかについて書いていきます
値取得用の簡易アプリを作成
GetSensor関数はiOS上でしか動作させられませんので、まずは各種センサー値を取得させる簡易的なアプリを作成しました
もしご自身の環境でもテストしたい場合はこちらからダウンロードできますので、ご活用ください
batteryLevel（バッテリー）
バッテリーの充電量を取得できます
小数点6桁まで表示されていますがそんなに細かく取得できる訳ではなく、実際には5%刻みでの取得の様です
batteryStatus（バッテリー）
バッテリーの充電状態が取得できます
location（位置）
位置情報を取得する機能でLocation関数と同じ値を取得します
「精度」をオプション値として設定可能ですが、1メートルと設定しても誤差がある上に取得までの時間がかなり長くなります
locationValues（位置）
位置情報を取得する機能で、LocationValues関数と同じ値を取得します
locationでの取得値に加えて高度が取得できます
attitude（傾き、速度、加速度）
デバイスの傾き具合が取得できます
rotationRate（傾き、速度、加速度）
デバイスの回転速度が取得できます
accelerationByUser（傾き、速度、加速度）
ユーザーがデバイスに与えている加速度が取得できます
accelerationByGravity（傾き、速度、加速度）
デバイスにかかる重力加速度が取得できます
speed（傾き、速度、加速度）
デバイスの速度が取得できるはずですが、何故か空欄が返ってきます
heading（傾き、速度、加速度）
デバイスの移動方向が取得できる……筈ですが、何故か空欄が返ってきます
magneticField（磁気）
現在の緯度における磁気ベクトルを取得できます
compassMagneticHeading（磁気）
デバイスの磁北を基準にした方位を取得できます
compassTrueHeading（磁気）
デバイスの真北を基準にした方位を取得できます
stepCount（歩数）
指定した時間内にデバイスによって検出された歩数が取得できます
stepDistance（歩数）
指定した時間内にユーザが移動した推定距離が取得できます
stepFloorsUp（歩数）
指定した時間内にユーザが上ったおおよその階数が取得できます
stepFloorsDown（歩数）
指定した時間内にユーザが下ったおおよその階数が取得できます
airPressure（気圧）
計測された気圧が取得できます
available（センサーの一覧）
対象のデバイスで使用可能なセンサー名の一覧が取得できます
用途
GetSensor関数で取得可能な値を見てきましたが、中々使い処が難しそうな値が多いですね
何となく思いついた用途を一応列挙しておきます
- バッテリー残量警告
-
イベント会場の受付など一日中デバイスを使う事が想定される場合に、アプリ起動時点でバッテリーが規定以下なら警告をする
- 位置情報の併記
-
様々な内容をメモしたり写真に残したりする場合がありますが、後日何だか分からなくなる事もあります
位置情報を一緒に残す事で情報価値を上げる事ができる……かも？
- 傾きを利用したゲーム
-
わざわざファイルメーカーでゲームを作る必要性がありませんが、傾きや加速度を利用したちょっとしたゲームなら作れるかもしれません
- 加速度を利用してショートカット
-
左に振ったらキャンセル処理を実行、後ろに振ったらOK処理を実行、といった具合にデバイス動作でショートカット処理を行う事は可能です
画面タッチが難しい状況などでは役に立つかもしれません
以上で今日のメモ書きは終了です
内容はいかがでしたか？
もしご意見やご要望、誤りの指摘などありましたら、下記フォームよりお気軽にご連絡ください