作成日:2025年03月31日
FileMakerでOauth認証する


どうも、にゃん太です
FileMakerにはOauth認証でログインする機能があります
久しぶりにGoogleアカウントでのログイン機能を設定しようと思ったら、やり方を忘れて一苦労しました
そんな訳で、今回のメモではOAuth認証の設定手順を書いていきます
OAuth認証とは
OAuth(オーオース)とは、Open Authorization の略です
認証を行う仕組みで、どんな仕組みなのかは「一番分かりやすいOAuthの説明」などの記事を読むと分かりやすいでしょう
FileMakerでは、カスタムAppへのログインをOauth認証を利用して行うことができます
Oauth認証の設定手順
Google Cloud Platformの設定
では早速、設定を始めましょう
初めに、Google Cloud Platformから設定しましょう
なお、Admin Consoleからリンクで移動する事もできます

Googleにログインしていない場合は、ログインしてください
画面から、「コンソールで試す」を選択して先に進みます

ダッシュボード画面が表示されます
まだプロジェクトが作成されていないので、画面から「プロジェクトの作成」を押下します

右上の「新しいプロジェクト」を押下します

プロジェクト名と場所を設定します
プロジェクト名は自分が分かりやすいように好きな名前を設定します
場所は企業アカウントの場合などで設定しますが、今回は「組織なし」で進めます
入力が完了したら「作成」を押下します

無事、プロジェクトが作成されました

次に、Oauth認証の認証情報を作成します
左のメニューを開き、「認証情報」を選択します

認証情報の画面が表示されますので、「同意画面の構成」を押下します

概要画面が表示されますので、「作成」を押下します

アプリ名とユーザーサポートメールの送信先を設定します
アプリ名は任意に設定して頂いて問題ありません
メールアドレスは、リストから選択します

利用範囲を設定します
今回は「組織なし」で進めていますので、「外部」しか選択できません

連絡先のメールアドレスを入力します
任意のアドレスを設定して問題ありません

ポリシーへの同意です
リンクでポリシー内容が表示されますので、内容確認の上でチェックを入れてください

最後に「作成」を押すと同意画面の作成が実行されます

引き続いて、OAUTHクライアントを作成します
「OAUTHクライアントを作成」ボタンを押下します

アプリケーションの種類は「ウェブアプリケーション」を選択します

名前は自分が分かりやすい名前を任意で設定して下さい

次に画面を下にスクロールし、承認済みのリダイレクトURI欄で「URIを追加」ボタンを押下します

入力フィールドが表示されますので、「https://【FileMakerServerのドメイン】/oauth/redirect」と入力します
入力が完了したら、最下部の「作成」ボタンを押下します

無事作成が完了し、クライアントIDとクライアントシークレットが表示されます
これは後で利用します

Google Cloud Platformでの設定はこれで完了です
Admin Consoleの設定
次に、Admin Consoleでの設定となります
Admin Consoleで管理>外部認証を選択し、先程作成したクライアントIDとクライアントシークレットを入力し、「認証設定を保存」ボタンを押下します

そして、下にスクロールしてデータベースにサインインの欄で外部サーバーアカウントを有効にします
そうすると下に設定可能な対象が表示されますので、そこからGoogleを選んで有効にします
Admin Consoleの設定は以上です

カスタムAPPの設定
最後に、カスタムAPPでの設定となります
ファイルメニューから設定>セキュリティを選択します
セキュリティの管理ウインドウが開きますので、認証方法から「Google」を選択します

新規アカウントを作成し、ログインさせたいGoogleアカウントを登録します

以上で設定完了です
ファイルを開きなおせば、Googleでのログインが選択できる様になっています

尚、通常のログインも有効になっていますが、不要な場合はファイルオプションから設定する事で非表示にもできます


以上で今日のメモ書きは終了です
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